煙草の煙が目に染みる

感情の垂れ流しが、目に、心に染みるように。

DAOKOよ、あのメンヘララップをもう一度

 

打上花火って曲、知ってますかね皆様。

なんて愚問中の愚問。アメリカ人に英語知ってますか?みたいな質問してるようなもん。いや一昨年になりますかね、めちゃくちゃバズったの。紅白までDAOKOでちゃったりして。CMにまでタイアップされちゃって。いやマジで有名になりましたねDAOKO。

 

いやちゃうねん。

俺たちが求めてるDAOKOはちゃうねん。

批判的な記事なんか書きたくないねん。

でもちゃうねん。

 

あのな、好きだったDAOKOはな、不安定な精神で言われる、あのウィスパーボイスのラップ。あの情緒不安定そうな声で囁かれる雌オブ雌って感じのあのラップ。そんなDAOKOが好きだった。俺はキモオタだったので、というか現在進行形でキモオタなので、相対性理論やら、さよならポニーテールとか、前のブログで書いた泉まくらとかの声が大好物。そんなんだから一時期めちゃくちゃ聴いてた。めちゃくちゃ好きだった。だったっていい方悪いな。今も好き。でも昔の方が好きだった。

 

昔は女子高生ラッパーとして火がついてだ、顔を隠しながら活動しててな、今で言うClariSみたいなもんだよ。顔出ししないスタイルってのも好みだった。童貞男子って、ちょっと秘密がある女の子の方が好きじゃないですか。ほら。わからない?いやそれは置いといてだ。そんなDAOKOはどこいったんだって話なんです。正直さっきも言ったけど批判的な記事なんか書きたくないのよ。よくいる「メジャーデビューしてからあのバンドなんかね〜〜〜〜www」とかほざきやがるライブハウスが実家ですくらい通い詰めちゃってるクソサブカル男になりたくないのよ。でも今回だけは言わせて。DAOKO、ラップして。あのメンヘララップをもう一度。

 

最近 / DAOKO

 

Fog / DAOKO

 

ラップやめたら売れちゃった。そんなもんなんです。人生なんてそんなもん。アイデンティティだと思った部分を消して上司に提出したら「いいじゃないこれ」とか言われるパターン。なんかもやつくんだよな。んで、友達とDAOKOの話になって「絶対メンヘラだよなDAOKO」って話は出たけどもだ、いやそれはわからん。けどメンヘラを吸い込む力はある。メンヘラホイホイ。メンヘラカービィ。このメンヘラが好きそうな曲が入ってるアルバムHYPER GIRLが1番好き。ていうことは俺もメンヘラってことになる。そうだよ。うるせえ。

でもさ、色んなブログ見てても「DAOKOのメンヘラを返せ」だの「ラップやれDAOKO」だの、色々言われてるんだけど、裏を返せばずっとこの路線で行ってたとしても成功したんじゃない?って思う。ビレバンとかで売られてさ。今のメンヘラJKたちに絶大な支持!とかZIPあたりで放送されてさ。何で自分のアイデンティティだった部分を消したのかなって疑問に思うんですよね。でも、それが社会ってやつだ、っていうところで打ち止めにしよう。俺たちはDAOKOに関与できない。メンヘラは教祖に何も出来ずただ指をくわえて見ているしかないのだ。

 

ぼくらのネットワーク / DAOKO×中田ヤスタカ

 

そして米津玄師に飽き足らず、中田ヤスタカやら岡村靖幸や、女王蜂ともコラボしちゃう。どんどん俺たちのDAOKOが遠くにいってしまう。好きだった親戚のお姉ちゃんが結婚しちゃうみたいな。なんかもやもやする感覚。この記事はこのもやもやを共有したいが為に書いているんだ。共有しよう。もやもやを。

 

いやただ1つ言わせてほしいのが、なんだかんだ言って新しい曲も好きです。好きだった親戚のお姉ちゃんも綺麗なんです。でも昔が好きだった。それだけのお話です。りかお姉ちゃん、見てるか。

 

だから最後に言わせてください。DAOKOよ、あのメンヘララップをもう一度してください。お願いします。よろしくお願いします。

 

私的旅行

私的旅行