煙草の煙が目に染みる

感情の垂れ流しが、目に、心に染みるように。

「君の名は。」を見た女子大生、RADWIMPSもう聴いてない説

 

「去年見た映画で一番良かった映画は?」なんて質問をされたとき、僕は絶対に「君の名は。」と答えます。いやあのね、決して周りのミーハー女子大生と違って「流行ってるから見てきたけど泣いた〜〜〜〜」って投稿と共に自撮りをSNSにアップする、みたいな感じではなくて、単純に僕、新海誠映画が大好きなんですよ。「秒速五センチメートル」だったり、「言の葉の庭」だったり。いや特にね、「秒速五センチメートル」が大好き。あれ最高でしょ。最高の風景描写もさることながら、山崎まさよしの「One more time, One more chance」も最高。

新海映画って、僕的にストーリーじゃなくて、その周りの風景描写を楽しむ作品だって思ってまして、更に言えば主題歌のめちゃくちゃ長いPVみたいなもんだって感じてる。

さぁ、そして君の名は。ですよ。初めて映画館で2組のカップルに挟まれながら見た時は、ちょっと新海映画っぽくないなってのが第1の感想。ストーリーが重厚すぎる。胸焼けする。札幌のイシヤカフェのチョコレートパンケーキくらい胸焼けする。いやでも美味いから皆様食べて。いやでも、胸焼けする中にでも素晴らしい風景描写が描かれていて、何しろ主題歌のRADWIMPSが素晴らしかった。前前前世もさることながら、なんでもないやとか、新海映画のストーリーを壊さないような、そんな曲を作るRADWIMPSはすげーな、って感じました。

 

で、今ですよ。あの時「RADWIMPSいいよね〜〜〜〜」とか言ってインスタのストーリーにiPhoneでの再生画像を載せていたミーハー女子大生はどこに行った?いや、もともとコアなファンは別なんですよ。ふたりごととか有心論とかから聴いていたファンは別。俺が言いたいのは今ボヘミアンラプソディーにハマってしまってQueenを聴いているような女子大生共なんです。僕まだボヘミアンラプソディー見てないので、あんまり大きな声では言えませんが、絶対後半年経てばQueenなんて聴かない。そっから洋楽ロックにハマるなんていう女子大生とか小数点以下でしょ。さぁ、そんな女子大生共よ、最近のRADWIMPSのPVを見たか?絶対見てないよな。決めつけるのはあまり良くないが、絶対見てないよな。

 

パパラッチ(PAPARAZZI)〜*この物語はフィクションです〜 / RADWIMPS

 

こんな気持ち悪い音楽作ってるんですよ。いやいい意味の気持ち悪さ。いやマジで、野田洋次郎の感情ぶつけられすぎて気持ち悪くなる。いや、そんな俺もRADWIMPSに詳しいわけじゃないんだけども、パパラッチに対する憎しみやら憎悪やらが前面に表現されているように感じてる。いや、これ「パンケーキ美味しい〜〜〜〜」とか言ってる女子大生に聴かせてほしいわ。卒倒すんじゃねえかな。

もう歌詞も直接的。

「週刊誌のせいで自殺する人が居たら、あんたら一体どうすんの?責任とれんの?ふざけるな。」

こんなメッセージをかけるのは野田洋次郎だけなんだと思います。はい。多分他の人じゃ書けないし、そんな人に向けた警笛なんだと思いますよ。ええ。

 

いやあのさ、俺はこのパパラッチの音楽性やら評論について書きたかった訳じゃなくてな、ミーハー女子大生ってすげえよなって話をしたかったわけなんですわ。新発売のスイーツでたら「え、可愛い〜〜〜〜」とか飛びついちゃう系女子。多分君の名は。を見てRADWIMPSにハマった女の子は米津玄師やらを聴いたとしてもナンバーガールを聴くことは一生ないだろうし、ボヘミアンラプソディーを聴いてQueenにハマって聞いている女の子はThe Rolling Stonesなんて聴かない。そういう生き物なんです。ミーハー女子大生ってのはそういう生き物なんです。それが悪いってことじゃなくてな、ただ目新しいものに飛びつくのもいいけども、もうちょっと視点を広くして物事を見たら新しい世界もあるんじゃないの?って話です。はい。

 

明日あたりボヘミアンラプソディー見に行くので、次の記事はボヘミアンラプソディーに関連した何かを書きます。たのしみにしててね。

 

以上。また何かあればよろしく。

 

ANTI ANTI GENERATION

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