煙草の煙が目に染みる

感情の垂れ流しが、目に、心に染みるように。

「コロナ自粛」で見えるライブビューイングの方法の変化

 

皆さん!「コロナ自粛」してますか!

 

私は新型コロナウイルスのせいでバイト先が休業になり1ヶ月間の間ニートをしなければいけない状況になってしまった。いやね、給料が0になるって恐怖が堪らない。給料が0になるせいで欲しいアイドルのグッズが買うことが出来ないし、欲しい服も買うことが出来なくなってしまった。多分皆さんも同じだと思う。せっかくのオリンピックだって延期になった。そのせいで日本や世界の経済は大打撃。そして人々は不況のイメージを心に刻み込まれ支出を減らそうとするので、世界は不況に陥り、負のスパイラルが蔓延し、そして死を迎える。世界第三次大戦も目の前かもしれない。

 

そんな日本経済やら世界経済に大打撃を与えている新型コロナウイルス君。そんな中でも分かりやすく被害を受けているのが、そう。音楽業界なのである。

 

2月から蔓延が始まって、現在4月。どれだけの「ライブ中止のお知らせ」「ライブ延期のお知らせ」を目にしましたか?私の周りでもZOCというアイドルグループのライブが延期したし、ジョインアライブというフェスまでも中止のお知らせが発表された。他にも、メジャーなアーティストたちに関しても軒並みライブを自粛する方向に動いている。それは社会的にはとても正しい行為。ただ、メジャーなアーティストだけではなく「音楽で飯食ってやるぜ!」って言ってるYouTube再生回数3桁のバンドマンに関しても、自粛を余儀なくされている問題が発生している。金銭的な話になると、そういったバンドマンに対する影響は計り知れない。バイトも休業、バンドは自粛。そうなると家賃払えないバンドマンが急増。付き合ってる彼女からお金を借りるしかない。そのお金もバンドマンは酒に使い、またお金がなくなる。うーん、ここにも負のスパイラルは存在しているのかもしれない。

 

そんな中、自粛ムードが高まってから今までの短期間で複数のアーティスト達がインターネット配信でライブを行っている。

 

冷静に考えると、これはものすごく凄いことだとなのではないか?と感じている。ネット配信のライブであれば天候にもそれこそ今回のようにウイルスなど疾病にも影響されず、また大きな会場をおさえることもなく数千~数万人を相手にライブが行える。実際に例を出すとナンバーガール だったり、私の推してるぜんぶ君のせいだ。というグループ。これほどまでのメジャーなバンドや人気上昇中のアイドルでさえも、無料ネット配信をおこなっているのだ。

 

透明少女 / ナンバーガール

 

もし仮に、現在YouTubeやその他配信アプリに見られる投げ銭システムよりもっとしっかりとした集金システムが構築されればローコストで安定したハイリターンを得ることが可能になる。つまり、ライブビューイングの方法として、現在のライブハウスで「ライブに行く」スタイルではなく、自宅で「ライブを見る」スタイルに変化していくのではないか?と私は考えている。

 

しかし、この自宅で「ライブを見る」スタイルにも欠点がある。

まず一つ目に、「観客からのレスポンスがない」点だと考える。コメント文化であったり、投げ銭文化による直接ではないレスポンスを得られるが、そもそものライブの熱量は低下せざるを得ない。

二つ目に、「演奏者本人と直接会えない」という点である。邦楽ロックは何故アイドル化してると言われているのか? - 煙草の煙が目に染みるで書かれているけれども、現在の音楽を聴くリスナーで増加している「バイトマン本人に会うためにライブに参加する」人々の欲求は得られない。多分1番の欠点はこの点であって、よくいる「おいしくるメロンパンのナカシマさんが好きなんです〜〜〜♡」みたいな奴らには絶対このスタイルは刺さらない。あいつらは絶対にナカシマに会いに行ってるだけ。絶対そう。

三つ目は、単純に「ライブハウスの収入が激減する」という点。札幌でもライブハウスのコロニーが閉店したし、この文化が定着してしまったら閉店を余儀なくされるライブハウスは多くなるだろう。

 

しかし、今回のコロナ騒動を通してライブのネット配信というものが持つ可能性が広く認知されたように思える。そんな中で、しっかりとした集金システムを構築した「ネットライブハウス」なんか作ったら絶対売れると思う。そうしたら、ライブは配信しかしない謎めいた覆面バンドマンとか出てくる気しかしない。でもそういう奴らの前衛的な面は凄い評価出来る気がする。作ろうかな。

 

てなことを思いながら1日過ごしてました。皆様もコロナに負けないよう、頑張っていきましょう。

 

以上。また何かあればよろしく。