煙草の煙が目に染みる

感情の垂れ流しが、目に、心に染みるように。

Base Ball BearのMVの本田翼は何故可愛いのか

 

本田翼。

この三文字で世の中の男性たちは魅了され、そして死んでいく。っていうのは言い過ぎなんだけども、本田翼って何で可愛いのだろう。最近ゲーム実況なんか始めちゃったから、世の中のオタクたちまでにも「本田翼は可愛い」なんてワードがTwitterにまでも飛び交うようになってしまった。この前まで「橋本環奈が好きです〜〜〜あのちっちゃいフォルムで〜〜〜〜キャワイらしいの〜〜〜〜」なんて言っていた僕のニートの友人が本田翼がゲーム実況を始めた途端に「本田翼は神」とか言うようになってしまった。なんだよ。本田翼って何なんだよ。

んで、僕も本田翼大好きファンクラブの一員な訳なんですが、本田翼を始めて知ったのが、Base Ball Bearってバンドの「short hair」って曲のMVからなんですよね。他にあと2本、「PERFECT BLUE」「すべては君のせいで」という曲に出演しています。

 

 

彼女が今ほど売れっ子女優になる前、2011年に「short hair」のミュージックビデオ及びCDジャケットに起用されて以来、2013年「PERFECT BLUE」、そして2017年「すべては君のせいで」と3作に渡りBase Ball Bearのミュージックビデオに出演している訳だが、このMVがあったからこそ今の本田翼があると言ってもいいし、本田翼が「short hair」をはじめとする数々のMVに出演したからこそ今のBase Ball Bearがあると言ってもいいと僕は勝手に思っています。事実、何のタイアップが付いたわけでもない「short hair」の知名度や支持率はBase Ball Bear全曲の中でも圧倒的に上位なわけで、Base Ball Bearと本田翼は物凄く親和性が高い関係だと勝手に解釈しております。ではぜこんな世界観を生み出せているのか。という話になってくるわけなのです。

 

そもそも、Base Ball Bearってバンド、こうやっていうのが嫌な人もいるかもだけど、めちゃくちゃ夏なんです。TUBEばりに夏。でもその夏の中でも、中学高校の図書室で蝉の音を煩わしく感じながら夏目漱石やら太宰治やらの有名著者の古本を眺めるような、そんな夏。音楽性で言えば、王道 オブ 王道。他の若手バンドが変拍子でクールだろうが関係なく、ナンバガのギターとキメの文化とスーパーカーの清涼感を継承したバンドだって感じている。

そんなBase Ball Bearというバンドの音楽性と、本田翼の世間からのイメージってのが完全合致してると思うんですよね。王道×王道みたいな。「short hair」のMVに出ていた本田翼ってのはまだ19歳。大人になりきれていない頃なんです。それが、Base Ball Bearの音楽性と合致した。そんな話なんです。Base Ball Bearのファン層もそう。高校生とか、大学生とかの、自分大人になりそうだけど、精神面ではまだ子供だったり、未だ青春を追いかけている人であったり。その姿をMV本田翼が演じきれた。だから世間からのイメージと合致した本田翼は1.5倍増し、いや、1.8倍増しで可愛く見える。

ていうのは、2作目の「PERFECT BLUE」まで。3作目の「すべては君のせいで」となると、少し話が変わってくる。

「すべては君のせいで」を聴くと、簡単に言えばこれまでのBase Ball Bearと比べると、アダルティな感覚がしませんか?いやまぁ、小出も年取ったんだよ、って感じだけども、アルバムの「二十九歳」あたりからこんな雰囲気を醸し出してる。アダルティめなカッティング。それでもメロディ自体は王道オブ王道なんです。そして本田翼も24歳とちょっとアダルティ。ほらピッタリ。ハマってしまう。Base Ball Bearも本田翼も爽やかさだけでなく大人の魅力も身につけてしまっていた結果なんだと思う。僕的にはBase Ball Bear×本田翼はこれで完結なんじゃないかな、なんて勝手に思ったりしてる。

 

Base Ball Bearも本田翼も、次のステージへと進もうとしている感覚がしてならない。もし次の共演があるのなら、これ以上の成長を見せつけてファンの度肝と本田翼へのハートを射抜いてほしいと思う。

 

以上。また何かあればよろしく。

 

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